夏はおだやかなノースショアの海が、冬になるとまるで別の顔を見せます。沖から押し寄せる大波に、世界中のトップサーファーが集まる季節です。この記事では、大波が見られる時期と場所、2026〜27年のサーフィン大会の日程、見に行くときの注意点を、アロハちゃんがまとめました。
・見に行くならワイメアベイ、エフカイ・ビーチ(パイプライン)、サンセットビーチ。ハレイワから車で10〜20分
・2026年は10月末から大会が続き、12月はパイプラインで世界一を決める大会、12月6日からはワイメアベイの伝説の大会「エディ」の待機期間が始まります
・波が高い日は海に入らない、濡れた砂浜や岩に近づかないが鉄則です

大波のシーズンはいつ?
ハワイ州のオーシャンセーフティ(海の安全の担当)によると、北と西の海岸に大きな波が来るのは11月から4月ごろ。北太平洋の冬の嵐でできたうねりが、何千キロも旅をしてオアフ島の北の海岸にぶつかります。特に大きな波は12月〜3月に多く、ビッグウェーブの大会もこの時期に開かれます。
反対に、5月〜10月ごろの夏は、北の海岸はとてもおだやか。シャークスコーブなどでシュノーケリングが楽しめます。同じビーチでも、夏と冬でまったく別の場所のように見えるのがノースショアの面白いところです。
| 夏(5〜10月ごろ) | 波はおだやか。シュノーケリングや海水浴ができる日が多い |
| 冬(11〜4月ごろ) | 大波のシーズン。サーフィンの大会が開かれ、泳ぐのは危険な日が多い |
波の高さの目安と、注意報・警報
アメリカの国立気象局(NWS)ホノルル事務所は、北向きの海岸について、波の高さで次のように注意を出します。ここでの高さは、波の一番低いところから一番高いところまで(波の「顔」の高さ)です。
| 高波注意報(High Surf Advisory) | 北向きの海岸で 15フィート(約4.6m)以上 |
| 高波警報(High Surf Warning) | 北向きの海岸で 25フィート(約7.6m)以上 |
その日の波の予報は、国立気象局ホノルルのサーフ予報(英語)で、島ごと・海岸ごとに確認できます。注意報や警報が出ている日は、ビーチの立ち入りが制限されることもあります。
2026〜27年 冬のサーフィン大会の日程
世界プロサーフィン連盟(WSL)などが発表している日程です(2026年10月2日時点)。サーフィンの大会は、決められた期間の中で波の条件がいい日を選んで行う「待機期間」方式なので、毎日試合があるわけではありません。
| 期間 | 大会 | 会場・ひとこと |
|---|---|---|
| 10月26日〜11月2日 | HTA サンセット・プロ | サンセットビーチ。WSLの予選シリーズ(QS) |
| 11月5日〜14日 | HTA ハレイワ・プロ | ハレイワ。WSLの予選シリーズ(QS) |
| 12月8日〜20日 | レクサス・パイプ・マスターズ | パイプライン(エフカイ・ビーチ)。2026年から、年間の世界チャンピオンを決める最終戦 |
| 12月6日〜2027年3月4日 | エディ・アイカウ・ビッグウェーブ・インビテーショナル | ワイメアベイ。波が十分に大きい日だけ開かれる伝説の大会 |
| 2027年1月29日〜2月8日(予定) | WSLの予選大会(名前は未発表) | パイプライン。日程は仮 |
かつて有名だった「バンズ・トリプルクラウン」は以前の形では開かれておらず、今はハワイ州観光局が支援するサンセットとハレイワの大会が、その流れをくんでいます。大会はビーチから見ることができ、エディは2024年にビーチパークから無料で観戦できました。
エディが開かれる日は、島じゅうから人が集まります。2024年は、ワイメアベイの駐車場が前の晩から閉鎖され、近くのカメハメハ・ハイウェイの路上駐車も禁止。ワイメア渓谷の駐車場は30〜50ドルの有料になり、ザ・バスが臨時便を出しました。開催が決まったら、バスで早めに行くのがおすすめです。
大波を見に行くならこの4か所
| ワイメアベイ | 大きな湾と広い砂浜。エディの会場。駐車場は小さく、波の大きい日は朝早くに満車になります(ハレイワから車で約10分) |
| エフカイ・ビーチ(パイプライン) | パイプ・マスターズの会場。トイレ・シャワー・ライフガードあり。駐車場は数十台分ですぐ埋まります(約15分) |
| サンセットビーチ | 長い砂浜で、夕日と大波の両方が見られる。道路の向かいに小さな駐車場とトイレ(約20分) |
| ハレイワ・アリイ・ビーチパーク | ハレイワの町から歩ける場所。ハレイワ・プロの会場。トイレ・シャワー・ライフガード・駐車場あり |


それぞれの場所の位置関係はノースショアとハレイワの違い(地図でわかる位置関係)で紹介しています。波の大きい日はカメハメハ・ハイウェイが渋滞し、ハレイワからワイメアまでの短い区間でも時間がかかります。
見に行くときの注意点
- 海に入らない。冬の北の海岸は、泳ぎの得意な人でも流されることがあります
- 濡れた砂浜や岩に近づかない。ときどき、ほかより大きな波(セット)が浜の奥まで上がってきます
- 海に背中を向けない。写真を撮るときも波から目を離さないように
- 立ち入り禁止のテープや看板には必ず従う。ライフガードのいるビーチで見るのが安心です
- シャークスコーブなどの岩場は冬は特に危険。州の自然資源局も、冬は「どこも非常に危険」と注意しています
ワイキキからの行き方はノースショアの行き方完全ガイドへ。往復10ドルのシャトル「フアカイ」(12月31日まで)はハレイワまでなので、11月のハレイワ・プロの時期なら、町から歩いてハレイワ・アリイ・ビーチパークの様子を見に行けます。シャトルの情報はフアカイのまとめ記事にあります。
よくある質問(FAQ)
Q. ノースショアの大波はいつ見られる?
A. 11月〜4月ごろが大波のシーズンです。特に大きな波は12月〜3月に多くなります。夏(5〜10月ごろ)はおだやかです。
Q. 2026年のパイプ・マスターズはいつ?
A. 2026年12月8日〜20日の待機期間に、パイプライン(エフカイ・ビーチ)で開かれる予定です。2026年から、世界チャンピオンを決める最終戦になりました。
Q. エディはいつ開かれる?
A. 2026年12月6日〜2027年3月4日の待機期間のうち、波が十分に大きく条件がそろった日だけ開かれます。開かれない年もあります。
Q. 大会の観戦にお金はかかる?
A. ビーチから見ることができます。エディは2024年、ビーチパークから無料で観戦できました。ただし開催日は駐車場が有料になったり閉鎖されたりします。
Q. 冬のノースショアで泳げる?
A. 波の高い日はとても危険なので、泳ぐのは控えましょう。ライフガードの指示や看板に必ず従ってください。
出典:
- NWS Honolulu「High Surf」注意報・警報の基準(2026年10月2日確認)
- NWS Honolulu サーフ予報
- Hawaii Ocean Safety「Hawaii’s Surf Seasons」
- ハワイ州自然資源局 ププケア海洋生物保護区
- WSL 2026年 QS大会日程
- WSL 2026年 チャンピオンシップツアー日程
- Maui Now(2027年1〜2月のパイプラインQS大会)
- Rip Curl「The Eddie」待機期間
- Hawaii Public Radio(2024年エディの結果)
- Hawaii News Now(2024年エディ当日の交通・駐車)
- Hawaii News Now(2025-26年は開催なし)
- Stab(トリプルクラウンの現在)

