2026年9月上旬、ハワイを暴風雨ハリケーン・ロウェル(Lowell)が襲いました。今回はカウアイ島の被害が最も大きく、島の大半で停電が発生。8月のハリケーン・ララに続く連続災害となりました。このページでは、ロウェルがどんなハリケーンだったのか、被害と復旧の最新情報をまとめます。
ハリケーン・ロウェルの概要
ロウェルはカテゴリー1のハリケーンとして、2026年9月上旬にハワイへ接近しました。カウアイ島の約80マイル(約128km)西を通過し直接の上陸は免れたものの、強風・高潮・豪雨で島に甚大な被害をもたらしました。カウアイ島では最大24インチ(約60cm)に達する雨量が観測されています。
主な被害(カウアイ島が最も深刻)
- 大規模停電…カウアイ島の電力会社KIUCで、顧客の約92%(3.6万戸のうち約3.3万戸)が停電。復旧には数日を要した
- 住宅被害…南岸では家屋が土台ごと持ち上げられ真っ二つに割れるほどの被害
- ホテル被害…近くのシェラトンでは駐車場の車が流され、海沿いのレストランが破壊された
- 倒木・電柱・電線の倒壊が各地で発生
- 人的被害…高潮の影響とみられる74歳男性1名が亡くなったと報じられました(調査中)。オアフ島でも1名の死亡が伝えられていますが、嵐との関連は未確認です
空港・旅行者への影響
カウアイ島の玄関口リフエ空港では停電が発生。非常用発電機で運営を続けたものの、発電機の不具合で保安検査(TSA)が長時間遅延し、数千人の旅行者が待機する事態となりました。ハワイアン航空はカウアイ線を増便し、乗客の輸送に加えて水・食料・医療物資などの支援輸送にも協力しました。
復旧の状況(最新)
その後、カウアイ島では段階的に復旧が進みました。9月中旬には島全体で約8割の電力が復旧し、多くの学校や公共機関が再開。ただしノースショア(ハナレイ、キラウエア周辺)では電力復旧や瓦礫の撤去に時間がかかりました。地域のレストランが無料で食事を配るなど、助け合いの動きも広がっています。一方で、復旧に便乗した詐欺への注意も呼びかけられています。
連続する災害と、旅行者の備え
2026年は8月のハリケーン・ララ(ハワイ島中心)に続き、9月にロウェル(カウアイ島中心)と、短期間に暴風雨が相次ぎました。ハワイのハリケーン・シーズン(例年6〜11月・ピーク8〜10月)に旅行するなら、渡航前後に最新情報を確認し、航空会社・宿泊先の対応、州・カウンティ・電力会社(KIUC等)の発表をチェックしておくことが大切です。
カウアイ島をはじめ被害に遭われた地域の一日も早い復興を、心よりお祈りしています。連続する災害で不安になりますが、ハワイの人々は助け合いながら前を向いています。旅行を計画中の方は、最新情報を確認しながら、無理のない安全な旅を。
出典:CNN/NBC News/Al Jazeera/CBS News/Honolulu Civil Beat/カウアイ郡/ハワイ州緊急事態管理庁(HI-EMA)/Hawaii News Now/KHON2 等の報道・発表。数値・状況は各時点のもので、後日更新される場合があります。最新の公式情報もあわせてご確認ください。

